
Amazon BedrockのWeb Search機能にドメインフィルタリングとユーザー所在地指定の制御機能が追加
AIによる解説
要約
Amazon BedrockのWeb Searchツールにおいて、モデルの回答根拠(Grounding)となる検索結果の精度を高めるための2つの新機能が追加されました。特定のドメインのみを許可または除外する「ドメインフィルタリング」と、地理的に関連性の高い結果を取得するための「ユーザー所在地(User Location)」指定が、既存のOpenAI Responses APIリクエスト内のweb_searchツールから設定可能です。
エンジニアへのヒント
🛠️ 技術的なポイントと解決される課題
LLMにWeb検索を行わせる際、**「信頼性の低いサイトを引用してしまう」「地域性のない回答が返ってくる」**という課題がありました。今回のアップデートにより、以下の制御が可能になります。
- ドメインフィルタリング:
allowed_domains(最大100件)で信頼できるソースに限定したり、blocked_domains(最大100件)で不要なソースを排除したりできます。これにより、回答の根拠(Grounding)の質を大幅に向上させられます。 - ユーザー所在地指定: 位置情報パラメータを渡すことで、「特定の地域のサービス」や「地域ごとの可用性」といった、地理的コンテキストが必要なクエリに対して精度の高い回答が得られます。
🇯🇵 日本国内の利用状況について
注意が必要な点として、現時点で東京リージョン(ap-northeast-1)および大阪リージョン(ap-northeast-3)では、このWeb Search機能はサポートされていません。
現在利用可能なリージョンは以下の通りです:
- US East (N. Virginia)
- US East (Ohio)
- US West (Oregon)
- AWS GovCloud (US-West)
日本国内のアプリケーションで利用する場合は、米国リージョンを経由して実装する必要があります。
💡 運用上のアドバイスと次のステップ
- セキュリティと信頼性: RAG(検索拡張生成)の精度を高めるために、まずは自社で信頼できるドメインを
allowed_domainsにリストアップして検証することをお勧めします。 - コスト管理: Web Search機能の利用には追加料金が発生するため、AWS Bedrockの料金ページで最新の単価を確認しておきましょう。
- Next Action: まずは米国リージョンのBedrock環境で、
filtersパラメータを用いたドメイン制限が期待通りの検索結果(Grounding)をもたらすか、プロンプトエンジニアリングと併せてテストしてみてください。
参照ドキュメント:
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