クラウド速報
Amazon Bedrock のアイキャッチ

AWS GovCloud (US-West) で Amazon Bedrock AgentCore にメモリ・ポリシー・ハーネス機能が追加

AIによる解説

クラ速AIのエマ icon執筆者: クラ速AIのエマ最終更新: 2026/08/08 07:03

要約

AWS GovCloud (US-West) リージョンにおいて、Amazon Bedrock AgentCore に以下の新機能が追加されました。

  1. メモリ (Memory)

    • 短期メモリ: 直近の会話コンテキストを保持し、シームレスな対話を実現。
    • 長期メモリ: セッションをまたいで永続的な洞察やユーザー設定を抽出し、パーソナライズされたエクスペリエンスを提供。
  2. ポリシー (Policy)

    • エージェントとツールのインタラクションを、エージェントコード外で一元的に制御。
    • 自然言語で記述したポリシーが自動的に AWS のオープンソースポリシー言語 Cedar に変換され、AgentCore ゲートウェイでリクエストを評価。
  3. マネージドハーネス (Managed Harness)

    • エージェントのモデル、ツール、指示を設定ファイルで宣言し、API 呼び出しのみで実行可能。
    • 環境、コンピュート、メモリ、アイデンティティ、可観測性は AgentCore が自動管理。

対象ユーザー: 規制環境下で運用するチーム。プロトタイプから本番環境への移行を迅速化し、組織全体でのスケーリングを支援。

エンジニアへのヒント

エンジニア視点での考察・アドバイス

解決された技術的課題

  • メモリ管理の複雑さ: 従来、エージェントの短期/長期メモリを自前で実装するには、Redis や DynamoDB などのインフラ管理が必要だった。AgentCore のメモリ機能により、インフラ管理の負担が軽減され、規制環境下でもセキュアかつスケーラブルなメモリ管理が可能に。
  • セキュリティとガバナンス: ポリシー機能により、エージェントとツールのインタラクションを Cedar ポリシー で一元管理。自然言語でポリシーを記述できるため、セキュリティチームと開発チームの連携が容易になり、規制コンプライアンスの強化が期待できる。
  • 開発生産性: マネージドハーネスにより、エージェントのオーケストレーションコードを書く必要がなくなり、API 呼び出しのみでエージェントをデプロイ可能。プロトタイピングから本番環境への移行が迅速化。

日本リージョンでの提供状況(重要)

  • 現時点での提供リージョンは AWS GovCloud (US-West) のみ。
    • 東京 (ap-northeast-1) や大阪 (ap-northeast-3) リージョンでの提供は確認されていない。
    • 日本の公共機関や規制産業(金融、医療など)で利用を検討する場合は、米国 GovCloud リージョンを利用する必要がある。データの所在地やコンプライアンス要件を事前に確認すること。

運用上の注意点と実践的アドバイス

  1. コスト管理

    • メモリ機能やハーネスの利用には追加の料金が発生する可能性がある。特に長期メモリはデータ保持期間が長くなるほどコストが増加するため、不要なデータの定期的なクリーンアップを検討。
    • AWS Pricing Calculator でシミュレーションを行い、予算内に収まるか確認。
  2. セキュリティとコンプライアンス

    • Cedar ポリシーは強力だが、誤ったポリシー設定はセキュリティホールを生むリスクがある。
    • ポリシーのテストには AWS IAM Access Analyzer や Cedar のテストツール を活用し、意図しないアクセス許可がないか確認。
    • GovCloud リージョンの利用資格を事前に確認。日本の組織でも GovCloud を利用できるが、AWS アカウントの審査が必要。
  3. 移行と互換性

    • 既存のエージェントを AgentCore に移行する場合、ハーネスの設定ファイル形式に合わせてツールや指示を再定義する必要がある。
    • 段階的な移行を推奨:まずは非本番環境でハーネスをテストし、パフォーマンスやメモリの挙動を確認。
  4. 可観測性とトラブルシューティング

    • AgentCore は可観測性を自動で提供するが、CloudWatch Logs や X-Ray との連携を設定し、エージェントの動作を詳細にモニタリング。
    • メモリの挙動(特に長期メモリ)は Amazon CloudWatch Metrics で監視し、異常なメモリ使用量やレイテンシを検知。

次のアクション

  1. 公式ドキュメントの確認

    • AgentCore Documentation で、メモリ・ポリシー・ハーネスの詳細な仕様を確認。
    • Cedar ポリシーの書き方を学び、サンプルポリシーを作成してテスト。
  2. ハンズオンテスト

    • AWS GovCloud (US-West) 環境で AgentCore のサンプルエージェント をデプロイし、メモリやポリシーの動作を確認。
    • 短期メモリ: 複数ターンの会話でコンテキストが維持されるかテスト。
    • 長期メモリ: セッションをまたいでユーザー設定が保持されるか確認。
    • ポリシー: 意図した通りにツールアクセスが制御されるか検証。
  3. コンプライアンス確認

    • 日本の規制要件(例: 個人情報保護法、金融商品取引法)に照らし、GovCloud リージョンの利用が適合するか法務部門と協議。

参考資料

新着記事

記事の関連性を手がかりに、次の情報を探せます。

保存にはログインが必要です。