
Amazon CloudWatch の合成モニターが Transit Gateway リージョン間ピアリングのネットワーク健全性指標に対応
AIによる解説
要約
Amazon CloudWatch Network Monitoring の合成モニター(synthetic monitors)において、AWS Transit Gateway (TGW) のリージョン間ピアリング接続を経由するネットワークパスに対する「ネットワーク健全性指標 (NHI)」のサポートが開始されました。これにより、リージョン間通信におけるパフォーマンス低下が AWS ネットワークに起因するものかどうかを迅速に判断できるようになります。従来は AWS Direct Connect 経由のパスのみが対象でしたが、今回のアップデートにより TGW ピアリングを介した通信も可視化の対象に拡張されました。
エンジニアへのヒント
ネットワークトラブルシューティングの「犯人探し」が楽になります
これまで、リージョンを跨ぐ通信で遅延やパケットロスが発生した場合、「AWS のバックボーンの問題なのか、それとも自社環境やアプリケーションの設定の問題なのか」を切り分けるには、かなりの調査工数が必要でした。
今回のアップデートにより、TGW リージョン間ピアリングにおける AWS ネットワーク側の健全性が CloudWatch 上で可視化されるため、ネットワーク運用者やアプリ開発者は「AWS 側の問題か否か」を即座に判断できるようになります。これは、マルチリージョン構成を採用しているシステムにおいて、MTTR(平均復旧時間)を短縮するための大きな武器になります。
日本国内リージョンでの利用について
リサーチの結果、東京リージョン(ap-northeast-1)および大阪リージョン(ap-northeast-3)における本機能の直接的なサポート状況については、公式ドキュメントおよび検証結果で明示的な記載は確認できていません。
Network Monitoring 自体の利用可能リージョンは随時更新されるため、導入を検討する際は必ず最新の「AWS Regions list」を確認するようにしてください。
運用上のアドバイスと次のステップ
- ダッシュボードとアラームの活用: 指標は CloudWatch アカウントに公開されるため、単に眺めるだけでなく、NHI の低下をトリガーとした CloudWatch Alarm の設定を推奨します。
- コストの考慮: 合成モニター(Synthetic Monitors)の実行頻度やデータ量に応じたコストが発生するため、監視の粒度とコストのバランスを検討してください。
- まずは現状確認から: すでに TGW リージョン間ピアリングを利用している環境であれば、現在の合成モニターの設定を確認し、対象パスが NHI のサポート対象に含まれるかチェックすることから始めてみましょう。
参照ドキュメント:
- Amazon CloudWatch Network Monitoring documentation
- https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/what-is-network-monitor.html
次に読む
新着記事記事の関連性を手がかりに、次の情報を探せます。
保存にはログインが必要です。